東京電力エナジーパートナーから他社へ乗り換えるときは、切り替え先に申し込みます。今の契約の解約は、本人の同意に基づいて切り替え先が手続きできます。料金は、現在のプランと候補の基本料金だけでなく、電力量料金や毎月変わる調整額まで確認してください。
「東京電力が高いか」は、契約アンペア、使用量、契約プランで答えが変わります。ここでは従量電灯Bを基準に東京エリアの料金単価を並べ、切り替え前に確認したい条件と手順を整理します。
【結論】東京電力から乗り換えるには?
この記事の答え
- 新しい電力会社への申し込みが入口です。旧契約の解約手続きは、本人の同意を得て切り替え先が進められます。
- 従量電灯Bとの比較では、契約アンペアと使用量を揃え、基本料金・電力量料金・燃料費調整などを見ます。
- 契約期間や解約金、セット割の扱い、変動する料金の仕組みを確認してから申し込みます。
電気チョイスで候補を探す場合も、現在のプラン名と使用量を手元に用意して条件を確認してください。
紹介されるプランの供給条件と料金の内訳を、契約前の説明書面で確認してください。
資源エネルギー庁は、切り替え先の窓口・電話・ウェブサイトから申し込む流れを案内しています。現在の地域の電力会社に対する解約手続きは、利用者の同意に基づいて新しい電力会社が行えます。引っ越しを伴う場合は、今の住所での切り替えと使用停止・新居での開始を分けて確認してください。
料金の見比べ方は「同じ使用量を、同じ地域・同じ契約容量で比べる」です。単価表の額だけを請求額と見なすと、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金が抜けます。実際の支払額は検針票や請求明細で確認し、候補の料金の算定方法と照らし合わせましょう。
東京電力から乗り換えると何が変わる?
契約先と請求元、料金メニューが変わります。電気を届ける既存の送配電網はそのまま使われます。
電気の販売契約を結ぶ相手が、東京電力エナジーパートナーから新しい小売電気事業者へ変わります。新しい契約の料金プラン、支払方法、会員ページ、問い合わせ先を確認してください。切り替え日以降の使用分には、新しい契約の料金条件が適用されます。
資源エネルギー庁によると、会社を変えても今ある送配電網を使います。契約先ごとに新たな電線を引くわけではなく、電気そのものの品質や停電の可能性も同じです。東京エリアの送配電を担う東京電力パワーグリッドと、料金を請求する小売会社は役割が異なります。
変わるもの
- 小売の契約先
- 料金メニューと請求元
- 契約上の問い合わせ先
変わらないもの
- 既存の送配電網
- 電気の品質と停電の可能性
資源エネルギー庁「よくある質問」、東京電力パワーグリッド・2026年10月1日取得
ただし、料金がどう変わるかは契約条件次第です。同じ東京エリアの電気でも、小売会社によって電力量料金の区分、燃料費調整などの計算方法、割引条件が異なります。現在の明細で使っているプラン名を先に確かめてください。
東京電力の料金と東京エリアの新電力を比べると?
従量電灯Bと候補の基本料金・段階単価には違いがあります。単価が低い欄だけで請求総額は決まりません。
次の案内窓口は提携先です。電気チョイスは電力の申込窓口ですが、案内される会社や料金条件は申込前に確認してください。掲載順は提携先を先頭にし、その後に基準となる東京電力、比較対象の会社を並べています。会社の並びは料金の優劣を示しません。
下表は東京エリアの家庭向けプランの公表単価です。比較しやすいよう30Aの基本料金と電力量料金の各段階を載せています。表の電力量料金は燃料費調整額と再エネ賦課金を含まないため、請求額ではありません。
| 会社・プラン | 30A基本料金 | 電力量料金(1kWh) |
|---|---|---|
| 東京電力エナジーパートナー 従量電灯B | 935.25円 | ~120kWh 29.80円 ~300kWh 36.40円 300kWh超 40.49円 |
| ENEOSでんき 東京Vプラン | 935.25円 | ~120kWh 29.80円 ~300kWh 34.85円 300kWh超 36.90円 |
| idemitsuでんき Sプラン | 935.25円 | ~120kWh 29.80円 ~300kWh 34.76円 300kWh超 37.10円 |
従量電灯Bは30Aで基本料金935円25銭、電力量料金は使用量に応じた段階制です。表ではENEOSでんきとidemitsuでんきの第2段階・第3段階の単価が異なります。一方、月々の請求額は燃料費調整額、再エネ賦課金、各社の適用条件も含めて判断します。
燃料費調整の違いをどう見る?
資源エネルギー庁は、規制料金の燃料費調整には燃料価格の上昇を反映する上限があると説明しています。東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bは規制料金です。候補のプランでは調整額の算定方法や上限の有無をそれぞれ確認してください。基本料金と電力量料金だけで年間の安さを決めることはできません。
東京電力エナジーパートナーの公表表では、2026年10月分の低圧の燃料費調整単価は▲9.30円/kWhです。この値には国の電気・ガス料金支援による値引きが含まれます。月が違う調整単価を同じ条件として当てはめたり、この月の値が今後も続くと考えたりしないでください。
- 基本料金契約アンペアなどの条件で確認
- 電力量料金同じ使用量で段階単価を確認
- 調整額・賦課金燃料費調整などと再エネ賦課金を確認
- 契約条件割引、契約期間、解約条件を確認
資源エネルギー庁「料金の仕組みと料金メニュー例のご紹介」・2026年10月1日取得
単価表で気になる候補があれば、電気チョイスで案内されるプランの料金内訳と契約条件を確認してください。
電気チョイスは申込窓口です。案内内容が表の会社・プランと同じとは限りません。
乗り換えの手順は?
今の契約情報を確認し、切り替え先に申し込みます。メーター交換の要否を経て、契約で決まる日に切り替わります。
まず検針票やウェブ明細で、契約者名、プラン名、契約アンペア、使用量を確かめます。申し込みで使うお客さま番号と供給地点特定番号も確認してください。資源エネルギー庁は、番号が見つからない場合には現在の契約先へ問い合わせられると案内しています。
次に、新しい電力会社が示す電気料金、契約期間、解約条件などの説明を読み、申し込みます。電気チョイスから申し込む場合は、申込フォームに供給地点番号、アンペア数、プラン名などの欄があります。フォーム送信後に電話で料金・サービスの詳細が案内されるため、その内容を確認して判断してください。
スマートメーターがまだ設置されていなければ、交換が必要です。資源エネルギー庁が示す標準的な期間は、交換が必要な場合がおよそ2週間程度、不要な場合がおよそ4日程度です。ただし、実際の切り替え日は個別の契約によります。即日の切り替えを前提にせず、切り替え先へ予定日を確認してください。
- 契約内容を確認検針票や明細から番号・プラン・使用量を控える
- 新しい会社に申し込む料金と契約解除の条件を読む
- 切り替え日を確認必要ならスマートメーターの交換を受ける
資源エネルギー庁「電力会社の切り替え方法」・2026年10月1日取得
検針票の見方や申し込み後の流れを詳しく確認したい場合は、電力会社の切り替えの流れも参照してください。現在の住所のまま切り替える手続きと、引っ越し先で使い始める手続きは、申込画面でも区別して進めます。
東京電力から乗り換えるデメリットは?
安くなるとは限らず、燃料費調整の上限、解約金、割引の終了、変動する料金方式が負担になる場合があります。
第一に、今の契約が従量電灯Bか、東京電力エナジーパートナーの自由料金プランかを確認します。規制料金にある燃料費調整の上限と、候補プランの調整方法が違えば、表面の単価だけでは負担を判断できません。市場価格に連動する方式では将来の単価を固定額として扱わず、料金算定方法を読みましょう。
第二に、現在のプランを解約する際の条件です。資源エネルギー庁は、プランによって解約金が発生することがあると案内しています。新しい会社についても、契約期間、期間満了後の扱い、途中解約の制約を契約書面で確認してください。
- 今のプランと候補プランの燃料費調整・市場価格調整の方法
- 今の契約の解約金と、新しい契約の期間・解約条件
- 電気とガス・通信などのセット割が切り替え後どうなるか
- 時間帯別・オール電化向けプランを使っている場合の適用可否
第三に、電気以外との組み合わせです。セット割を利用中なら、電気だけを外した後の請求条件をサービス提供元に確認してください。電気チョイスの申込フォームは、オール電化対応の利用者は申込・切り替えができないと記載し、時間帯別電灯プランは安くできない場合があるとも案内しています。これらの契約では特に、現在の料金体系を保てるか先に確認する必要があります。
単価の見方
基本料金と電力量料金の比較表は、月々の請求額の比較ではありません。燃料費調整額・再エネ賦課金・その他の条件を含め、同じ使用量で確かめてください。
東京電力のまま下げる方法はある?
契約アンペアやプランの見直しを相談できます。アンペアを下げると基本料金は下がりますが、請求総額が下がるとは限りません。
従量電灯Bでは、契約アンペアに応じて基本料金が決まります。東京電力エナジーパートナーの料金表では、30Aが935円25銭、40Aが1,247円00銭です。契約アンペアは検針票またはウェブ検針票で確認できます。下げる場合は、同時に使う家電が多い時間帯に必要な容量を踏まえて検討してください。

東京電力エナジーパートナーは、アンペアを下げると基本料金は下がる一方、使用状況によって電力量料金は変わらないか増える場合があり、料金の合計が下がるとは限らないと説明しています。変更はカスタマーセンターまたはインターネットで申し込めます。集合住宅では所有者や管理人の承諾が必要な場合もあります。
プラン変更も検討する場合は、従量電灯Bと変更先の料金・調整額・割引条件を比べてください。東京電力内の別プランに移るだけでも契約条件が変わります。電気の使用量を見直す前に、現在のプランが規制料金か自由料金かを確かめると比較しやすくなります。
あわせて読みたい:電気の乗り換えキャンペーンの比べ方で、全体の選び方をまとめています。

よくある質問
契約名義や今のプランによって手続きは変わります。切り替え日と供給条件は申し込み先に確認してください。
東京電力に戻れますか?
東京電力エナジーパートナーへ再び申し込む場合も、希望するプランの受付条件を確認してください。以前と同じプランに戻れるか、料金がどうなるかは、申込時の条件を確かめる必要があります。
賃貸住宅でも切り替えられますか?
現在の電気契約の名義が本人なら切り替え可能です。他人名義なら契約者に確認してください。マンション全体で一括契約している場合は、管理組合などとの契約や規約で制限される場合があります。
オール電化でも電気チョイスに申し込めますか?
電気チョイスの申込フォームには、オール電化対応の利用者は申込・切り替えができないと記載されています。現在の時間帯別料金の条件も含め、対応する窓口やプランを別途確認してください。
引っ越し時は同じ手順ですか?
引っ越しでは現在の住所での使用停止と、新居での使用開始を確認します。電気チョイスの申込フォームも「引っ越しの方」と「引っ越し以外の方」を分けています。住所と使用開始希望日を申込先に伝えてください。
東京電力と新しい会社から請求が来たら二重請求ですか?
請求書の会社名だけで判断せず、それぞれの使用期間と切り替え日を照合してください。期間が重なるなど不明点があれば、各社に請求対象期間を確認してください。
電気の乗り換えは即日できますか?
切り替え日は個別の契約で決まります。資源エネルギー庁が示す標準的な期間は、メーター交換が必要ならおよそ2週間程度、不要ならおよそ4日程度です。手順は電力会社の切り替えの流れでも確認できます。
データの根拠(出典)
- 資源エネルギー庁:電力会社の切り替え方法(2026年10月1日取得)
- 資源エネルギー庁:よくある質問(2026年10月1日取得)
- 資源エネルギー庁:料金の仕組みと料金メニュー例(2026年10月1日取得)
- 東京電力エナジーパートナー:従量電灯B・C(2026年10月1日取得)
- 東京電力エナジーパートナー:燃料費調整単価等一覧(2026年10月1日取得)
- 東京電力エナジーパートナー:ご契約アンペアの選び方(2026年10月1日取得)
- ENEOSでんき:Vプラン(2026年9月29日確認)
- idemitsuでんき:Sプラン料金表(関東)(2026年9月29日確認)
- 電気チョイス:申込フォーム(2026年10月1日取得)
- 東京電力パワーグリッド:送配電(2026年10月1日取得)
表の料金は各社の公表単価です。燃料費調整額と再エネ賦課金を除く単価として掲載しています。
